涼しい仏滅の日没はカクテルを

あなたが想像する「戦術」と、一般的に思っている「生徒」は、もしかするとまるで違うものかもしれない。そう考えると、ちょっと不思議だね。
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月が見える火曜の夕暮れに散歩を

とある雨の日、少年は母親からお使いをたのまれて、ハクサイとねぎと豚肉を買いにいく途中であった。
少年はひそかに嬉しかった。
今夜はお鍋だ!わーい!…と。
しかし、事件は次の瞬間に起きた。
なんと、ポッケにしまっておいたお使いのための2千円が、無いのである!
少年はスーパーのレジの行列に並ぼうとする時、念のためポッケの中に手を入れて確認してみたのだ。
そして、その時お金が無くなっているのに気づいたのだ。
怒られるのを承知で、少年はしかたなく手ぶらで家へ向かうことにした。
今度から、お金は靴か靴下にしまっておこう。
少年は奥歯をかみ締めながら、そう心に決めた。

雪の降る祝日の朝に料理を
恐ろしいと感じるものはいっぱいあるけれど、海が非常に怖い。
しかも、グアムやオーストラリアなどの水色の海ではない。
それ以上の恐怖は、駿河湾などの濃い海だ。
つい、どこを見ても海、という状況を想像してしまう。
それが味わってみたかったら、open water というシネマがお勧め。
ダイビングで海のど真ん中に取り残された夫婦の、トークのみでストーリーが終盤に近づく。
とりあえず、私には恐怖のストーリーだ。
実際に起きてもおかしくないストーリーなので、臨場感は大変伝わるだろう。

陽気に自転車をこぐあなたと気の抜けたコーラ

アンパンマンは、小さな子に気に入られる番組だけれども、しかしたいそう攻撃的のように見える。
番組の終わりは、アンパンチと殴って解決する時がめちゃめちゃ多い。
小さな子にもたいそう悪い影響だと私には思える。
ばいきんまんとどきんちゃん達が、たいしてひどいことをしていないときでも殴って話を終わらせる。
アンパンマンは、ばいきんまんとかびるんるん達を目撃したら、やめろと怒鳴りながらすぐに殴りかかっている。
話を聞くわけでもなく問答無用だ。
説き伏せるわけでもない。
ただ、暴力で解決するからいつになっても変わらず、いつも同じ内容だ。
思うのだけれど原作は暴力的でないかもしれないけれど、アニメ向きにする必要があって戦いのシーンをいれてそのようになっているのだろう。

無我夢中で自転車をこぐ姉妹と霧
「絶対にこうで間違いない!」など、自分自身の価値観のみで周囲を見極めるのは悪い事ではないと思う。
とは言っても、世間には個性と言うものが個人の周りに浮いている。
この事を考慮すれば、自信を持つのは必要だけど、きつく否定するのはどうかな?と考える。
当然、これも一つの意見でしかないけれど。
厳しい世の中になってもおかしくないかもしれない。

気分良く跳ねる彼女と観光地

娘がマルモダンスを一生懸命踊っている。
私たちは教えていないけど、3歳だけど頑張って踊っている。
映像の中でマルモのおきての音楽が流れると、録画映像を見るとだだをこねて泣く。
保存したものをつけてあげると止まることなくずっと休むことなく見ている。
父親だから、テレビの映像を見てばかりよりは絵本を見たり、おもちゃで遊んだりするほうがいいと思うけれど、忙しい時はテレビなどにたよってしまう。
少しでも、遊んであげたり、本を読んであげたりし続けたい。
大きくなったら必ず巣立っていくものだから、今のうちにいっしょに遊んでおくのも私の為でもある。

熱中して話す彼女とわたし
とある夏の日の昼前。
少年は家の庭で、アリの行列が虫の死骸を運ぶところを観察していた。
蟻たちはがんばって働いているのだが、虫の死体一つでこんなにいっぱいのアリがいても、意味が無いんじゃないのかと、少年は不思議に思った。
少年は、アリ達を泥で埋めたらどうなるだろう、という欲求が湧いてきた。
でも、今回はじっくりと黙って観察し続けることにした。
暑い夏の日だから、少年の汗はダラダラと流れ、しずくとしてアリの行列のそばに落ちた。

自信を持って歌う先生と草原

スタートさせたら、ものにするまでに時間がかかるものは、世界にはたくさん存在する。
代名詞は、外国の言葉だろう。
と感じていたが、韓国語は例外ともいえるようで、私たちが話す日本語と語順が一緒で、その上に音が似ているので、習得がわりと容易だそうだ。
昔、韓国語を特訓していた友人によると、英語よりは確実に習得しやすいので良いと思うよ、とのこと。
なんとなく憧れたけれどやっぱりハングルは暗号にしか思えない。

雨が降る休日の早朝に椅子に座る
「晩御飯はカレーよ。」
少年は母親のその発言を聞いた途端、思わず笑みが浮かんだ。
少年は学校が終わって家に帰ってから、麦茶を飲みながらテレビを見ていたところだった。
今日は西日が暑い。
窓辺では風鈴が思い出したようにチリリンと音を立てていた。
テレビのアニメチャンネルでは、かつての懐かしいアニメをやっていた。
今日は「一休さん」だった。
こんな頭脳明晰な少年がいたら、学校のテストなんて簡単なんだろうな、と少年は感心していた。
でも、お鍋からカレーのいい香りが漂ってきたとき、少年はテレビのことは考えてはいなかった。

余裕で自転車をこぐあいつと濡れたTシャツ

村上春樹のストーリーが楽しいと、本好きの人々の評判を教えてもらって、買ったのがノルウェイの森だ。
この作品は、日本国内外で大勢の人に親しまれ、松山ケンイチさん主演での映画化もされた。
村上春樹の小説は、歯切れがよく、どんどん読めてしまうところが良いと思う。
直子と緑との狭間でゆれる、主役のワタナベは、いかにも生と死の間でゆれているように感じる。
生と死という骨組みを取って読んでも緑も直子も素敵だと思う。
で、特攻隊や永沢さんやレイコさんという人物が加わる。
みんな魅力があり個性的で陰の部分を持ちあわせている。
随分前に知ったストーリーだが読みたいかも!と思い、ページをめくったことが何回もある作品。
主人公のワタナベは直子に、お願いをふたつ聞いてほしいと頼まれみっつ聞くと答える。
素敵な返しだなと感じたところ。
なので、直子がちょっとだけうらやましくなった。

ゆったりと吠える彼と俺
今日の体育の授業はポートボールだった。
少年は、ポートボールが苦手だったので、不機嫌そうに体操着を着ていた。
今日はきっと、運動神経抜群のケンイチ君の活躍が目だつのだろう。
今日はおそらく、運動神経のいいケンイチ君が活躍するだろう。
そうなると、少年が恋しているフーコちゃんも、ケンイチ君が活躍するところを見るなるのだろう。
少年はフーコちゃんをチラチラ見ながら、運動場へ小走りで出て行った。
だけどフーコちゃんは、ケンイチ君ではなく、少年の方を何度もチラチラ見ていたことを、少年は気付かなかった。

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